器質性便秘の特徴まとめ【症状・原因・解消法】

「経験したことのない痛みや違和感を感じる」「便だけではなく血や粘液が出る」といった方は、病気が原因の器質性便秘の可能性があります。

 

どのような症状で悩まされるのか、どんな原因が考えられるのかこのページでチェックしておきましょう。

 

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器質性便秘の特徴

大腸周辺の器官の疾患により、排便が上手く行われにくくなる症状を器質性便秘と呼びます。

 

  • 器質性便秘⇒腸に何かしらの障害が起きることによる便秘
  • 機能性便秘⇒日頃の生活が深く関わることで起きる便秘

 

このような違いがあり、器質性便秘は腸管が狭くなったり大腸が変形したりと根本的な原因は様々です。

 

病気や疾患が引き金となっているのが特徴で、食生活の乱れや水分不足など生活習慣による機能性便秘と大きく異なることは何となく想像できるのではないでしょうか。

 

便秘の解消法として代表的な浣腸は直腸を直接刺激して排便を促せるので効果的ですが、器質性便秘を患っている方は使えないことがあるので自己判断で使用するのは危険です。

 

症状

器質性便秘を発症すると、どのような症状で悩まされやすいのか幾つか挙げてみました。

 

  • 体内の不要な便が長く留まるのでお腹が張ったり腹痛が続いたりする
  • 食欲不振に陥ったり吐き気や嘔吐で悩まされたりする
  • 排便した時に血や粘液が便の中に混じっている
  • 特に心当たりがないのにも関わらず急に便秘になって出せなくなる

 

腸内に便が溜まる点では他の便秘と一緒なので、腹痛や吐き気といった症状が出ます。

 

しかし、「ちょっと体調が悪いだけかな」と最初は軽く考えていても、大腸周辺の疾患が引き金となるので時間が経過すればするほど確実に悪化していくので注意しなければなりません。

 

迷わず自分で病院へと駆け込むレベルの症状の方も多く、機能性便秘よりも遥かに辛いのが特徴です。

 

原因

「○○を発症すると器質性便秘になる」と特に決められているわけではありません。

 

個人によって大きく異なり、器質性便秘の原因となり得る病気を幾つか見ていきましょう。

 

  • 大腸がん:食生活の欧米化によって発症する日本人は急増しており、便秘と下痢を繰り返したり血便が引き起こされたりする
  • 大腸ポリープ:大腸の粘膜の一部がイボ状に盛り上がる病気で、一定以上の大きさになるとガンを含む可能性が高くなる
  • 潰瘍性大腸炎:日本で最も多い難病と言われていて、下痢と血便、腹痛や発熱が典型的な症状
  • 腹膜炎:腸幕の炎症のことを指し、急性だと発熱や悪寒といった症状を併発することが多い
  • 腸閉塞(イレウス):長引く便秘の大きな原因で、腸が詰まって内容物が先へと進まなくなる
  • 腸捻転:腸閉塞の一種で、腸がねじれることで内容物が詰まって上手く排出できなくなる
  • 後腹膜腫瘍:腹部後方に発生する腫瘍の総称を指し、圧排された臓器によって腹痛や排尿障害があらわれる
  • 子宮筋腫:子宮の筋肉から発生する良性の腫瘍で、40歳の女性の4人に1人は持っているのが特徴

 

このようにありとあらゆる病気が関わっており、大腸がんや大腸ポリープなど自分ではどうしようもない原因が潜んでいることもあります。

 

中には初期症状が乏しい病気もありますが、「普段とは少し違うな・・・」と感じたら早めに病院へと受診すべきです。

 

解消法

器質性便秘は機能性便秘とは異なり、自分で食生活や運動などの生活習慣を変えただけでは解消できません。

 

  • 不規則な食生活によって食物繊維の摂取量が減少して起こる食事性便秘
  • 便意の我慢によって排便反射が鈍くなって上手く出せなくなる直腸性便秘
  • 腸の活動のぜん動運動が活発になり過ぎることが原因の痙攣性便秘
  • 腸の緊張が緩んで便をスムーズに移動させられなくなる弛緩性便秘

 

機能性便秘は上記のように細かく分けられていて、どれも日頃の生活が深く関わっているからこそ生活習慣に焦点を当てた解消法が必須です。

 

一方で、器質性便秘は自分では対処できない病気や疾患が引き金となっているため、医師への相談が必要なのはお分かり頂けるでしょう。

 

病院での治療は必要?

上記でもご説明したように、器質性便秘は病院での治療が必須です。

 

自然と治るような病気ではなく、放置によって症状が進行しやすくなる疾患も多いので早期発見・早期治療を心掛けなければなりません。

 

器質性便秘を病院で治療するに当たり、以下の科へと足を運ぶのが一般的です。

 

  • 胃腸や肝臓など消化器における病気を診察してくれる消化器内科
  • 胃と腸に焦点を当てた病気の診察や治療が可能な胃腸科
  • 便秘を専門的に診て治療してくれる便秘外来

 

どの病気が引き金となって便秘を発症しているのか素人では判断できないので、まずは総合診療科へと足を運ぶのが良いでしょう。

 

「便が出ない」「血便がある」「激しい腹痛がある」と便秘だと分かっている場合は、専門的に診てくれる便秘外来が適しています。

 

しかし、大学病院など大きな施設にしかなく、他の科と比べると設置数は圧倒的に少ないので消化器内科や胃腸科で対処してもらうべきです。

 

病院での治療の流れは?

病院や科によって異なりますが、以下では病院での器質性便秘の治療の大まかな流れをまとめてみました。

 

  1. 問診や触診によって患者さんの症状を専門医が見極める
  2. 便潜血検査や血液検査、X線検査や大腸内視鏡検査で詳しく調べる
  3. 場合によっては造影剤を腸に入れてレントゲンで撮影する注腸造影検査を行う
  4. 個人の病気を特定してから治療を行って根本的な原因を解決する

 

機能性便秘の場合は様々な要因が複雑に絡まり合っているケースが多く、「○○○を行えば解消する」とは一概に説明できません。

 

その点、器質性便秘は原因さえ分かれば専門医の指示に従って治療を受けるだけですし、根本的な要因を取り除くことが必須なのです。

 

投薬療法で済む場合があれば大掛かりな手術を受けなければならないこともあり、早く発見すればするほど治るまでの期間は短くなるので一度専門医へと相談してみましょう。

 

まとめ

以上のように、器質性便秘の原因や治療法についてご説明しました。

 

  • 食事や運動に気を配っているのに便秘が解消できない
  • 便秘薬や下剤を飲んでいても症状の緩和に繋がらない
  • 日に日に腹痛や吐き気の症状が酷くなっている気がする

 

これらに該当する人は生活習慣による便秘ではなく、病気が原因の器質性便秘だと考えられます。

 

自己流で治療したり無闇に下剤を服用したりしていると腸に穴があく腸管穿孔の恐れがあるので、病院での治療を第一に心掛けてください。

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