うんちが緑色の場合

便の色が緑色なのは、ビリルビンの影響!病気の心配なし

よく「緑便」(りょくべん)などと呼ばれる状態のうんちです。緑色のうんちが出たら、一体それにはどういった理由が考えられるのでしょうか?

 

緑色のうんちが出るということは比較的良く見られる症状で、「胆汁の酸化」が原因となっていることが多いものです。

 

しかし

  • 黄疸
  • 溶血性貧血
  • 腸炎

といったことが原因であるケースもあるので、やはり注意が必要です。

 

緑色のうんちというのはインパクトが強いので見たときはびっくりしてしまいがち。

 

特に赤ちゃんによく見られる症状なのでお母さんがおむつ替えのときに驚いて病院に駆け込むケースも多いのだとか。

 

緑色のうんちが出たらまず他に体調が悪いところはないかをよく確認し、もし気になるところがあったら病院へ相談しましょう。

 

特に気になることは無かったり数日間で解消したりすれば、問題ありません。

 

あまり気にしすぎず、しばらくは毎回うんちをしっかり見て様子を観察しましょう。

 

 

■胆汁の酸化

普段のうんちの色「黄土色」「茶褐色」は胆汁の色です。ではなぜ緑色になってしまうのでしょう?

 

それは胆汁の酸化による場合が最も多いようです。胆汁の色の素は「ビリルビン」という物質です。

 

実はビリルビンこそ、うんちの色を「黄土色」「茶褐色」にする物質。

 

そしてビリルビンは、空気に触れると酸化し緑色に変化します。

 

ビリルビンは、十二指腸で分泌されて、小腸を通り、大腸に入ると体内に再吸収されます。

 

腸が少々弱まっていたりすると再吸収の量が減り、うんちの中にいつもより多くのビリルビンが残っている状態になります。

 

いつもより多くのビリルビンが腸の中の空気に触れて酸化すると、緑色に見えるのです。

 

赤ちゃんのうんちが緑色になってお母さんがびっくりする場合の多くも、このビリルビンが犯人。

 

うんちに含まれるビリルビンがオムツの中で空気に触れて緑色になった、ということなのです。

 

つまり、この場合は決して緑色のうんちだからといって何かの病気というわけではありません。

 

数日間、うんちをするたびに目で観察して、元通りになるなら問題ありません。

 

ただ、たまに病気が原因のこともあり、100%安全とも言い切れないので、何日も続く場合は要注意です。

 

  • 黄疸
  • 溶血性貧血

これらの病気が赤血球の破壊を亢進させて、その結果として胆汁が出過ぎてしまうことでうんちが緑色になることがあります。

 

というのも、ビリルビンの原料は、実は壊れた赤血球なのです。肝臓は、壊れたり古くなった赤血球をビリルビンに変えています。

 

肝臓で作られたビリルビンは、胆汁に混ざって腸に入ります。

 

その一部は大腸で吸収され、残りはうんちと一緒に肛門から排出されているというわけです。

 

しかし、血液中で、壊れた赤血球が増えすぎた場合、肝臓は頑張ってそれを処理してビリルビンが増えます。

 

増えすぎたビリルビンは腸での吸収が間にあわなくなり、結果としてうんちが緑色になります。

 

体が重い・だるい、皮膚の色が黄色っぽいという時は、黄疸や溶血性貧血を疑って、病院に行きましょう。